時間単位や半日単位の振替休日って可能なの?

こんにちは、三ツ星HRコンサルオフィスです。

先日、以下の出来事(事件?)がありました。

新規設立会社で設立と同時に雇用したスタッフを、キャリアップ助成金正社員化コースの申請ができように持って行こうということでした。

雇用して半年経過後、正社員化するということで、非正規時代の賃金台帳や出勤簿(エクセル管理)を見せてもらったところ、すべて所定労働時間きっちりの記録になっているのです。

不思議に思い、担当者の方に状況をお聞きすると、1日8時間の所定労働時間で、10時間労働となってしまった場合は、翌日に1日6時間とし、前日の2時間を持ってきて8時間の記録としてしまう荒業がなされていたのです。

これでは社労士として、申請に関与することはできません。

正しい処理ではないことを事業主にご説明したところ、ご納得いただき、今回は助成金申請をあきらめていただくことになりました。

正直なところ、同じように処理してしまっている事業所がないこともない印象です。

上記の振替のような事例に関連付けますが、「振替休日を時間単位で取れないか?」とご相談がたまにあります。

できなくもないですが、振替休日って、あまり整理できていないんことが多い印象です。

そこで当記事では、実務的な時間単位や半日単位での振替休日の処理についてシンプルにまとめてみました。

振替は休日を確保するものあること

休日の振替制度は、振り替えることによって、日は変わっても休日を確保しようとするものです。

休日は、暦日で与えなければ、休日の実質をうしないます(ただし、交代制などについては例外もあります)。

ある休日に半日だけ労働させ、半日を他の日に振り替えたとしても、その振替によって新たに休日とされた日が半日であって、残りの範囲地は労働しなければならないとすると、休日の条件である暦日を満たさないこととなります。

したがって、そのような振替は、休日振替制度としては認められません。

時間単位の振替が原則認められないのは、上記と同様の理由です。

法定休日でなければ時間単位・半日単位ともに対応可能

ただし、週休2日制の場合、2日のうちの1日の休日に半日勤務させ、その半日勤務分を他の労働日に振り替えることとしても、残りの1日の休日が暦日で確保されていれば、休日確保の観点からは問題がないため、対応が可能となります。

実務上、法定休日を確保していればいいということになりますが、管理も大変となりますので、できる限り、暦日で振り替えるようにすることをおすすめします。